「チェ・ゲバラ 人々のために」
モーターサイクルダイアリーズを見て、チェ・ゲバラに興味を持ったため見てみた。こちらは完全なチェ・ゲバラのドキュメンタリー記録映像。当時の映像をバックに、彼と共に戦った部下や、家族たちが代わる代わるエピソードを語るのだが、いかに強いカリスマ性を持ち、皆に愛されたのかがよくわかる。この映像を見ると、彼はその業績だけでなく、その人柄が人望を集めたんだとつくづく思う。愛すべきルックスを持っていたこともその理由のひとつではないだろうか。たしかに男前で魅力的な目をしている。チェ・ゲバラの考え方や行動に賛同するかしないかは別問題だが、一人の人間として興味をもってみて良かったと思った。
ポスターなどで多用される右の彼の写真が偶然のショットであったということ、そしてこのネガを売ったときのエピソードはとても面白かった。
Che_03若い頃のバイク旅行の写真も出てくるが、衣装や記念写真の撮影シーンなど、モーターサイクルダイアリーズが実際のものに忠実に再現しているのがわかる。
Che_02それと、映像の話だが、人物の紹介テロップやタイトルなどのグラフィックがいちいち凝っていて面白いと思った。
Che,un hombre de este mundo
製作:1999、アルゼンチン
監督・脚本:マルセロ・シャプセス
撮影:ウンベルト・ヴァレラ
音楽:ルイス・マリア・セルラ
録音:ホルヘ・ブラ
編集:ホルヘ・エーデルシュタイン
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