春風亭小朝 X'masSpecial 独演会2006
9月に意気込んで取った、念願の小朝の独演会X'mas Special@日比谷公会堂に行ってきた。3ヶ月もチケットを無くさずに取っておけるか不安だったが、なんとか保管できた。待ちに待った公演……ん〜オモシロイっ!大笑いした!!
ゲストは 正蔵と 三枝。特別興行は本当に贅沢な顔揃えだ。ゴージャス寄席って感じ。これに慣れ過ぎると良くないと思うので、ここらで通常の寄席に行って、庶民的に常寄席も楽しまねば。
ま、それは置いといて、これまで小朝は何度か見ているが、古典を聞いたのは今回が初。予想するまでもないがやっぱりウマかった。古典の中で初めて聞いたのが「らくだ」。これがトリの噺だったが、最高に笑えた。気の小さい屑屋が酒を飲むにつれ、大虎に変貌する過程がとってもオモシロイし、これがウマい!
今回の演目は下記の通り。
【1】小朝…「ちりとてちん」
相変わらず綺麗な衣装。でもどんなだったか忘却。(泣)
噺を簡略化した感じだったがウマい。
出来れば、イヤな奴の方の話をもっとじっくり長々と見たかった。
【2】正蔵…「壺算」
襲名当時よりも、さすがに努力を積んでいるように思えたが、今回は風邪を召されたか? 声がつぶれて声色の違いが小さくて残念…好調な時をまた聞きたい。どうも正蔵の話し方は子役のようなイメージがあるのは、声のせいか?生来のしゃべり方のせいか…?
【3】小朝…「クリスマスのお話」
今回初披露の創作落語。子どもの誘拐から始まるので、最初は(???)と思ったが、当然のことながら最後は心温まるオチ。小朝の創作は、どっと笑わせたあとにホロリとさせるからニクイ。
衣装は目の覚めるような青と白の大きな市松模様。
【4】三枝…「枕のおはなし」
これは初披露か不明だが創作。近頃の高齢化社会をテーマに話すことが昨今多いようだが、今回もそんな感じ。年をとると眠れない、ということをネタにしたもの。噺の先は見えるが、やっぱりシャベクリが無条件におもしろい。どんどん高齢者の皆さんを大笑いさせるネタを作ってほしいと思う。
【5】小朝…「らくだ」
衣装はピンクと黄緑と白の格子柄。小朝の金髪だからこそ似合うカワイイ色。
口はよく回るし、話し方はウマいし、化け方も演じ方もうまいし、後ろの席の年配の女性がまるで家で一人でテレビを見てるように小朝に相づちを打ったり、話の先を予想してみたり、ちょっと気になったが、そんなことも吹っ飛ばす面白さ。最高だった。
movie:全然関係ない映像だけど、小朝師匠はウォシュレット好きらしい。
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