100%Desigh Tokyo/2007

何年か前から、誕生日付近は東京デザイン祭りみたいな感じになってるので、なんとなく表参道、外苑前をブラブラしているような気がする。今年もブラッと、最終日の夕方近くに覗きに行ってみた。事前登録をして行ったので、入場までの登録手続きを省けて時間短縮できたけど、それでも入場券を購入するまで15分くらい並んだ。どうやら今年は去年よりさらに1万人くらい入場者数が増えたようだ。大盛況だな〜。

マイケル・ヤングのデザインしたでっかいラブボタンが青空に映えていた。携帯カメラだからぜんぜん青空に見えないけど。。。

去年よりも出展数が増えていたし、メインのテントが拡大された上に、その他にも別企画のテントやコンテナの数も増えて、とっても見応えがあったし、実際にビジネスとして関係しない人間には、より楽しみやすいイベントになったように思った。

来場者全員に配られたラブボタン。手にしてみるととってもかわいい。

私が一番興味深かったのが「BLICKFANG」と「Japan Brand」。

家具から雑貨、衣服からアクセサリーまでさまざま。伝統工芸や各国の文化を大事にしつつ、どれも新鮮で楽しい、刺激的なものばかり。かといって、どれにも共通していたのはリサイクルや人にも自然にも環境にも有効的でやさしい思考。そこにすごく感激した。デザインが世界基準で、本当の意味で実質的なものになってきたんだなと。それだけに、このイベントの来場者が増えているようにも思えた。

会場を歩いていると、敢えて大まかに分ければ、明らかにデザインに携わる仕事をしていたり、ビジネスパートナーを探しに来ている人、あるいは逆に単純にイベントとして最新のデザインを楽しみに来ている一般の人がいるように思えるけど、恐らく後者のタイプに見える人が「デザインって面白いんだね」と言っているのを何度も耳にした。これってちょっとスゴイことだな、って思った。

そもそも、このイベントに来てるんだから取り立てて不思議なことじゃないかもしれないんだけど、「デザイン」という意識をもってプロダクトを見ているということが、より、デザインが生活に自然に取入れられている証拠なんだろうと思うし、そう理解されているということは、そのプロダクトが「美しい」とか「可愛い」とかいうだけでなく、環境にも人の心にも明らかに“良い”ものが増えているんだろうなと思った。

生活を楽しくしてくれて、心を豊かにしてくれて、しかも便利になったり、困っている人を助けたり、それがしかも環境にもやさしいもので、これまでの文化や歴史を尊重し、無駄のない有効なものだったら、それはこれまでの時代を経てできた、今でしかできない、デザインの歴史の集大成であり、今の時代の究極のデザインなんだろうな、と。

そんなことを思いながら、日頃のカチカチ&カラカラになった自分の脳ミソに栄養を与えるべく楽しんで歩いた。

途中100%Lightのテントに入ったら、「Design Channel」の撮影をしていてモデルのハナちゃんを間近でみた。ちょーーー細い!けどお人形さんみたいでとっても可愛くてキレイ。見とれてしまいました。

アトリエ小びん

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