待望の「日暮里・舎人ライナー」
何年も前から建設中だった日暮里・舎人ライナー。ようやく完成したというので乗ってみた。環境を考慮した電力走行、タイヤで静かに走るモノレールだ。開通初日、あいにくの雨だったけど、電車好きの方々を含め、近隣に住んでいそうな利用者の皆さんで混み合っていた。とても新鮮だった。
車両は外観も中も直線的でシンプル。構内にはガラスが割と多用されて透明感と明るさは感じるけど、不思議なことにデザインの特徴が感じられない。大抵東京メトロのように各線、各会社に色があり、電車を色でイメージできる。他にも独特の書体や、パターンを使用してデザインの特徴を作るなどしている。だけど日暮里・舎人ライナーにはそれがない。車両には濃いピンクとグリーンの2本のラインが入っているが、駅構内はグレーを基調に、強調色に眩しい程の青や赤。また、大江戸線が停車駅によってホームのデザインが違うのと同じように、全駅に全色相を網羅するように異なる色を宛てている。なので利用者には駅毎の色の印象が恐らく残るだろう。それはそれで大事なことだ。でも日暮里・舎人ライナーのイメージが定まらないのだ。これには何か意図があるんだろうか?
デザインはさておき、窓ガラスが大きくて見通しが良い。天気の良い日は荒川や舎人公園の眺めは凄く良いだろうなあ。座席はバスや新幹線のような並びで設置されているが、前後左右にかなりスペースをとっているので、席数は少ないけどゆったりしていて良い。電車はとても静かに走り、発車からあっという間に最高速の時速60キロに到達する。日暮里から終点までは20分。今回はそのまま折り返して、西日暮里まで戻った。恐らくこれから沿線の土地開発が始まるだろう。
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