Story of works


ごく一部ではありますが、これまでの代表的な作品や、お仕事として特に印象深かったものなどをピックアップしてご紹介しています。


小学校道徳 教科書(1〜6年生/読みもの・活動/各6冊ずつ/AB判)

表紙と本文(全1,144ページ)のアートディレクション及びデザイン調整を担当しました。

平成30年度、道徳が正式な教科となる時に編修された教科書だったこともあり、様々な混乱がありましたが、編修部の皆さんとともに一丸となった印象深い仕事でした。

表紙には、イラストレーター・鯰江光二さんに、子供たちが自然とともに成長していく様子を、12冊を並べると1本の道で繋がるように描いて頂きました。キラキラ輝く画風は、書名とコンセプトにこれ以上ない程ピッタリで、作字した書名ロゴも絶妙であると、表紙については特にご好評頂きました!

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学校図書

「かがやけみらい 小学校道徳」平成30年度版


中学校書写 教科書(B5判)

表紙と本文(全88ページ)のアートディレクション及びデザインを担当しました。

「美しい文字にふさわしい、美しい書写の本を作りたい」という美意識の非常に高い編集長の強いご要望があり、色使いや余白の取り方など、細部に至るまで配慮し、完成したものを気に入って頂くことができました。

合わせてデザインしたキャラクター、書写先生&毛筆くん&鉛筆くんのトリオもご好評いただきました。

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学校図書

「中学校書写」平成24年度版


小学校国語 教科書(1〜6年生/上下巻合計12冊/B判)

表紙と本文(全1,376ページ)のアートディレクション及びデザインを担当しました。

過去に出版したものを改め、見た目にも使っても楽しい、新しい国語の教科書にしたい! というご希望でした。初めての教科書制作でわからないことばかりでしたが、むしろ素人目線であることと、それまでの広告販促物制作の経験を生かし、楽しみながら夢中でデザインしました。

表紙には、イラストレーター・古瀬稔さんの作品をチョイス。インパクトと美しさを重視して背景は特色刷りという、これも新しい試みの一つとして贅沢な願いを叶えて頂きました。

完成後は、日本のどこかの小学生に役立つことの喜びを感じ、達成感でいっぱいでした。

これをきっかけに、国語だけでなく他教科も含め、教科書のデザインがライフワークとなっていきましたので、大きな転換点であり、この時の経験は宝物だと思っています。

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学校図書

「みんなと学ぶ小学校国語」平成17年度版


高校情報 副教材(B5判)

表紙と本文(全91ページ)の基本デザインを担当しました。

過去に出版されてきたものとは、印象を一変するようなデザインを目指したいとのご希望を受け、表紙から本文の細部まで、さまざま注力しました。結果的に、新しい風が吹いたようだと評価いただきました。

ソフトのバージョンアップに合わせて内容と表紙の色を変えながら展開し、長年ご採用頂いています。

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実教出版

「パーフェクトガイド情報 Office2013対応」以降


高校工業 副教材(B5判)

表紙のデザインを担当しました。

シリーズ3冊統一で「わかりやすい、やさしい、苦手に感じない雰囲気」「長く使えて飽きないデザイン」を依頼されたため、強い時代性や個性を抑え、普遍的なピクトグラムのようなシンプルなイラストとUDに配慮した色使いで展開しました。

3兄弟のような仕上がりとなり、可愛くて親しみやすいデザインですねと喜んでいただけました。

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実教出版

「基礎から学ぶ 電気基礎―基本式の理解と活用―」

「基礎から学ぶ 機械設計―基本式の理解と活用―」

「基礎から学ぶ 建築構造設計―基本式の理解と活用―」


フォトスタジオ 制作物一式

スタジオオープンに際し、ロゴマークやパンフレット、DMなどツール全般のデザインを担当しました。

スタジオのビジョンと神楽坂という立地から、シンプルで明るく、洗練されながらも愛されて、オーナーのお人柄も感じられるようなデザインを目指しました。

スケルトンの状態から完成までを追う中で、私のスタジオへの愛が育まれ、スタジオの手描きパースにチャレンジしたり、パンフレットの撮影時にはモデルとして映り込んだりと、とても印象深いお仕事でした。

実際には坂の途中にあるスタジオなのですが、坂ノ上スタジオというネーミングにしたのはオーナーの夢のお告げだったとか。上向きで前向きなスタジオ名に共感したものです。


洋食器ブランド 制作物一式

洋食器ブランドが、アウトレット店を日本に初出店する際、ロゴ、ショップカード、DM、ショッパー、梱包テープ、店内装飾など様々なツールのデザイン全般を担当しました。

本来はあり得ないと思うのですが、伝統的で高級な洋食器ブランドにもかかわらず、アウトレットという棲み分けから、思い切って提案したユルカワなイラストのデザインが好評となって採用されました。各地のアウトレットに展開されていく様子を見て、とてもやりがいを感じました。