柚木沙弥郎 life・LIFE展
染色家であり、絵本や人形、ガラス絵やポスターデザインなど、幅広い作家活動をされている。
現在99歳。未だ変化を続けている。
とても素朴な作風が好きで以前から図録などでこっそり楽しんでいたのを、今回初めて実物を見に出かけた。
前半は、絵本の原画やドローイング。
ストーリーや画風にあたたかくてユーモラスな人柄が感じられた。
中盤は、ご本人のアトリエに飾っている海外で集めた小物や民芸品の展示スペース。
まるでアトリエの一角にお邪魔したような気分。
最後は、開けた展示スペースに「布の森」として型染や注染の作品たち。
迫力ある布の数々が、まさに森の木々のように林立して圧巻だった。
このスペースは、ご本人も見にいらして涙が出そうに嬉しかったそう。
沙弥郎さんの作品は柄がモダンでユニーク。
そして、シンプルな線で構成されているのに、動きや強さを感じられる。
これを、ご本人好みの色を様々に組み合わせて緻密な計算のもと、染められている。
だから作風は共通している。
なのに、全ての作品が新鮮であることが本当に凄いことだと思う!
見応えたっぷり。
この上ない作品と生き様を通して色々なことを考える時間は、有意義で有難いものでした。
どうか、まだまだお元気で。
わくわく楽しく活動していただけたら、と思います。
〆は、同時開催のぐりとぐら展の特製パンケーキと一緒に、沙弥郎アルファベットのカフェラテアートをすすらせて頂きました😋
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