プロヴァンスの贈りもの

試写会のチケットを頂いたものの、滅多に見ない、やけにロマンチックな映画っぽいな〜とあまり気が進まなかった。けど、見てみたら恋愛中心というわけでもなく、スカッとカラッとした良い映画だった。都会で超多忙な生活を送ってきたラッセル・クロウ演じる主人公が唯一の肉親である伯父さんが亡くなったために、遺産相続の手続きで何十年ぶりに故郷・南フランスに戻り、ゆとりのある心と時間を取り戻し、新たな喜びを見つけるというちょっとうらやましい、癒される内容だった。その過程がとてもコミカルに描かれていて軽快で楽しい。この前みた「しゃべれどもしゃべれども」は見終わると日本酒が飲みたくなるけど、この映画が終わると赤ワインが飲みたくなる。

アトリエ小びん

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